昨夜レイトショーで「15時17分、パリ行き」という映画を見てきた。
以前、アメリカンスナイパーを見てからクリントイーストウッドの作品に興味を持っていたので、この作品も見てみたんだけど、これ、実際の事件に遭遇した本人たちが映画の主演をしているんですね。
イマイチな日々を普通に暮らしていた3人の主人公たちが、虐殺者と同じ電車に乗り込んでしまった運命で、映画の主役に抜擢されちゃうんだからね。
人生、何があるのかわかりませんよね。
映画を見て思ったことは、この作品では3人が事件に遭遇してしまうまでの成長の過程を子供のころから丹念に描写しているのですが、アメリカ人の日常や社会常識を垣間見ることができて興味深かったです。
アメリカ人がどんな価値観で暮らしているのかなんて、分かっているようで知らないですからね。普通のアメリカ映画は事件やメッセージに沿ってストーリーが展開されていくので、アメリカ人が普段生活している日常描写ってのは割と少ないんですよね。
アメリカは世界中から集まってきた移民の国だから、ルールがハッキリしているんですよね。だから、ルールを守れない人は、軍隊とか学校などの共同体に留まることができないんですね。その線引きがハッキリしているなぁ、って思いました。
日本だと会社や役所などの共同体に所属してしまうとルールはとても曖昧なので、例えルールを破ったとしても、
「まぁそれぐらいは許してやろうよ。もうやるなよ。」
みたいな雰囲気があるけど、アメリカは、
「キミ、それルール違反だよ。除隊ね。」
という感じで、ルールに対してとても厳しい国なんだなぁ、ということを感じました。
きっと、いろんな区別や差別があるんだろうなぁ・・・
自己責任って大変・・・
そういうのがツラすぎるから、ほぼ単一民族の日本では今でも共同体の中に「曖昧さ」がマイルドに残っているんでしょうね。その方がラクだもんね。
本日のメイド服のキャンディフルーツメイン画像です。
メイドはなかさん。
おつかれさまでした。