先日読んだ本が面白かった。
要約すると、
裕福な家庭で育った頭のいい人は、だいたいの人が真面目で優しくて心が広いよね。
だから新しいサービスを作る時も、自分の考え方が間違っていないか確認する意味でネットとか社内で意見を求めて、寄せられた意見に全力で応えようとしちゃうよね。
でも、そういう所で意見を寄せるような人はバカが多いから、バカのいう事にいちいち真面目に応えていると、無駄なやることが増えちゃうしサービス自体がブレて陳腐化しちゃうんだよね。
その結果として日本には、誰にも使われないような無駄なサービスやシステムが蔓延しちゃうのよ。日本の生産性が低い理由はコレよ。
という内容の本だった。
正直、思い当たるフシのある内容だった。
52年も生きていると、なんとなく気付くことがある。
それは、もっともな感じで見当違いな意見を言う、暇で権力のあるバカが結構いる。
ということだ。
威厳と権力のある年長者の言う事は、尊重しなければいけない。
という空気感が、日本の組織や共同体には過剰に漂っている。
数百年の歳月をかけて培われてきた、
組織内に漂うこの空気感から自由になるのは、組織に所属している限り不可能なんだと思う。
そして、こういう話題を持ち出すと、必ず一定数の人から指摘される
「そういうことを言ってるお前が一番バカなんじゃないか?」
という見当違いのあるあるなやっかみ・・・。
私がバカでも全く構わないのだが、この本を読んで気付いたのは、
私は自分の考えたことを誰にも横槍を入れられずに自由に思ったままに表現したいんだ!
という欲がとても強いんだろうなー。
ということだった。
私が組織で働くのが苦手な理由は、この辺りの無駄に対する過剰な配慮を求められることが、私の深層心理に嫌悪感として深く作用しているように、この本を読んで強く感じた。
先週、今年になって初めて江の島に行ってきました。
江の島に近いから、という理由で横浜で暮らすようになっても、江の島に行く頻度は東京で暮らしていた時と変わらないんだよなー、という無慈悲な現実を知りました。
これなら例えば京都や神戸に住んだとしても、きっと半年に一回ぐらいの頻度で江の島に来るんだろうから別にどこに住んでも構わないんだよなー、と思えてきました。
今年初のブログ投稿です。
2023年もよろしくお願いします。