今日は寒の戻り。
とっても寒い日でしたよね。
上の娘がメイド服のキャンディフルーツ秋葉原店でバイトをしていたので、ちょっとだけお店に顔を出しましたが、それ以外はずっと家に引きこもっていました。
あんまり寒いんでコンビニで買った紅茶を飲もうとティーバッグの封を開けたのですが・・・
封を開けた途端、急に脳内に高校生の頃に受験勉強をしていた時の冬の記憶が、
ドカーッと押し寄せてくるように思い出されてしまってビックリしちゃいました。
とっても不思議な体験で、高校生の頃に住んでいた部屋の匂いとか、当時使っていた灯油のストーブの色とか、ブラウン管のテレビを床に置いていた位置とか、寒い冬の日に作ったシチューの鍋の形とか、紅茶のティーバッグを一度入れて、もったいないから小皿の上に置いて2杯、3杯と出涸らしを使っていたこととか、いろんな忘れていた日常が意識の中に急激に思い出されてきて、その頃の記憶で脳内がいっぱいになってしまい、ちょっとどうしていいのかわからなくなって、しばらくフリーズしてしまいました。
たぶん、アールグレイの香りと私の今のセンチメンタルな気分が結びついて、そんな30年も前の記憶が急に私の顕在意識に蘇ってきたんだと思います。
それにしても、あの頃は時間があったよな。と思う。
今もあの頃も一日は24時間なのに、なんで今はこんなにやることに追われて、あっという間に一日が終わっちゃうんだろう・・・
いやいや、でもたぶん、きっと誰もが人生の中で今の私の年齢(47歳)ぐらいが一番忙しい年齢なんじゃないのかな、と思い直して自分を落ち着かせてみる・・・
高校生の時の話し相手は同じクラスの数人だけだった頃のように、もっともっと歳をとって、近所の気の合うじいさんばあさんだけが話し相手になったら、それはそれで今より楽しい人生だよな、って思える時がくるのだろうか。
今は、いろんな人に会って、いろんな仕事をして、いろんな所に行ってるけど、また高校生の頃のように、歳を取ってから一人で夜更けに静かに紅茶を飲む生活がきっとやってくるんだろうな・・・それはそれで楽しみかな。
わたしって結構、あんまり過去は振り返らないでこれから起こる事にしか興味がない人種なんだけど、今日の高校生の頃の記憶が突然よみがえってきた体験は、なんというか、
「過去も大事だからちゃんと思い出してやってけよ」
って、誰かに言われたような気がした体験でしたね。